『Indeed』を採用活動に取り入れるべき理由~検索で仕事を探す時代に~

昨今の求人市場は、目まぐるしいサイクルで変化しております。

1990年代:求人誌(紙媒体)が世の中に普及する
2000年代:リクナビNEXTやマイナビ転職などのWEB転職サイトがリリースされる
2012年~:検索エンジンの1クリックで仕事を探す時代へ
2019年~:ダイレクトリクルーティングやキャリアSNSの発展で共感型採用が主流に

ここで着目したいのが、2012年以降の「検索エンジンで仕事を探す時代」になったという点です。
2012年9月にリクルート社が世界No.1の求人検索エンジンツールであるIndeedを1,130億円で買収し、世の中の求職者の動きが大きく変わっていきました。

2018年以降は千鳥やジャルジャル、かまいたちをはじめとする吉本芸人がCMに出演するようにもなり、一気に認知度が向上。現在では、居住エリアを問わず、10~50代まで幅広い利用ユーザーが根づいている状況です。



■Indeedの概要について


Indeedは、一般的な転職サイト(求人情報サイト)とは異なり、求人特化型の検索エンジンとなっています。
「キーワード(職種・会社名)×勤務地」だけで検索できるシンプルな画面になっており、ネット上の様々な求人の中から求職者の希望条件にあう求人を検索することができます。



■Indeedが一般的に認知されている理由


Indeedの月間利用ユーザーは約4,000万人弱と他の転職サイトと比較してみても圧倒的な数値を誇ります。(参考:リクナビNEXTの総会員数が約1,100万人)

では、なぜIndeedが急速に世の中に普及していったのでしょうか。もちろんCMの効果だけではありません。




ご覧のように、Indeedの仕様が様々な求人情報を拾い集めてくる仕組みになっているからです。

企業の採用ページや企業のWEBサイト内の求人ページ、インターネット上で公開されている転職サイトの求人情報、ハローワークの求人情報。募集に関わる全てのものを自動収集し、その情報が掲載される体制になっています。

求職者としては検索して自分の希望に最低限マッチする仕事情報が見つけられれば良いわけですから、大変都合がいいツールになっていると言えるでしょう。

2020年にはアプリもリニューアルされ、PCだけでなくスマホからの流入も増えているような状況です。



■Indeedを採用活動で使うメリット


*メリット① 費用が安い

Indeedには、「有料掲載」「無料掲載」の2つの掲載方法があります。
有料掲載の場合、予め一定の広告費をチャージし、有料プラン変更後は求人がクリック(閲覧)される度にチャージ金額から料金が引かれていくシステムになっています。

従来の転職サイトの場合だと、期間内に内定に繋がらなくても初期投資の費用が戻ってくることがありません。しかし、Indeedの場合は掲載期間が一切決まっておらず、人が欲しいタイミングで掲載を行い、充足すれば掲載をストップすることも可能になります。自由自在に公開・非公開の操作が行えるため、広告費を上手くコントロールしながら採用予算にあてることができます。

また、無料掲載の場合でも上手く運用すればインターネット上での露出が増え、応募に繋がる可能性も上がります。極論、採用単価0円でいい人材と巡り会う可能性もあるということになります。

*メリット② 圧倒的なユーザー数に訴求することができる

前述の通り、Indeedの月間アクセスユーザーは国内だけでも3,000万人以上を数えます。大手求人広告の登録者を見てみても、会員数1位のリクナビNEXTが約1,100万人、会員数2位のエン転職が約850万人ですから、その数字がいかに凄いものか分かります。
(ちなみに、ハローワークの利用ユーザーは月間500万人ほどです。)

また、Indeedは「法人営業×大宮駅」「WEBデザイナー×四国」「エンジニア×沖縄」など、勤務地に力点を置いた検索導線になっていることもあり、一般の求人サイトに比べて地方の採用でもマッチング率は高くなります。転職サイトによってはプロモーションが都市部に偏っているものもあるので、地方支店の採用に力を入れたい場合は非常にIndeedは効果的になると言えるでしょう。

*メリット③ 原稿内の全てのワードが検索に引っかかる

原稿内に「未経験歓迎」「年収500万円可」「週1日~OK」「主婦(夫)活躍」「WワークOK」など、ユーザーが調べそうなワードに関連する用語を散りばめておくことで、Google、Yahoo!などの検索エンジンにも引っかかるようになり、様々なユーザーに対して原稿をクリックさせることができます。

ゆえ、普段何気なくGoogleなどで検索されているキーワードからの流入が期待でき、“転職顕在層”はもちろんのこと、“転職潜在層”に向けたアプローチも可能になります。

*メリット④ 様々な雇用形態に対応可能

中途の採用だけでなく、アルバイトなどの非正規雇用、業務委託、副業などにも対応ができるという点はIndeedの大きなメリットになります。1回の掲載で複数の原稿を大量に作ることができるので、それぞれの雇用形態に応じた原稿を複製するなどで露出を増やすことができます。

*メリット⑤ 効果と改善方法が見えやすい

Indeedは「運用型広告」と呼ばれている採用手法です。

・表示回数
・クリック率
・応募率
・有効応募数

上記の4つの指標がアナリティクスとして表示されるため、その分析結果を元に原稿改善をすることができます。原稿修正や写真の変更なども掲載中に無限に行えるため、課題点に応じた施策を打ち出すことが可能になります。



■まとめ


Indeedをうまく活用できれば、採用コストを抑えて多くの求職者からの応募を確保することができるようになります。

採用の間口を広げる意味でも、まだお試しになっていない企業様はぜひともこの機会にIndeedをご利用してみてはいかがでしょうか。

・求人原稿だけでは効果が出ない
・地方拠点の採用が上手くいかない
・複数の原稿を出すにはコストが足りない
・採用サイトをリニューアルしたけど効果が出ない

などのお悩みがある企業様は、ぜひともフォロアスまでお問い合わせください。

Indeedの運用も含め、最適な採用手法のご提案が可能です。


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