「バチェロレッテ」から学ぶ就活で選ばれる人・選ばれない人の特徴

恋愛と就活は似ている」ってよく言いますよね。

私自身は実体験として就職活動を恋愛に重ねた経験はありませんが、今から約1年ほど前にAmazon Prime Videoで放映されていた「バチェロレッテ・ジャパン」という恋愛リアリティー番組を見ていて「これは就活でも活用できるかもしれない…!」とふと思ったので、本記事では「バチェロレッテ・ジャパン」から紐解く「企業に選ばれる人・選ばれない人の特徴」を書いてみたいと思います。

どうか、肩の力を抜いてお読みいただけると嬉しいです(笑)。
※ネタバレを含む可能性がありますので、ご留意ください。

 

◆バチェロレッテとは

 

「バチェロレッテ・ジャパン」とは、Amazon Prime Videoで2020年10月より放映されていた大人気「バチェラー・ジャパン」シリーズの恋愛バラエティー番組。1人の女性を17人の男性が取り合うという何ともユニークな内容です。
Amazon.co.jp: バチェロレッテ・ジャパン | Prime Video

 

何段階かで彼氏候補の男性たちがデートや旅行先でのイベントを通して一人の女性にアタックしていき、「私には合わない」と思われた男性から徐々にゲームから落選していきます。最終的に残った一人の男性が、見事に女性と“結婚を前提に”付き合えるというのが当番組のゴールです。


 
 

◆「福田萌子」という女性、まさに“人事”の器

 

バチェロレッテは、福田萌子さんという一人の一般女性を17名の男性たちが取り合っていくというストーリーです。

 

<福田萌子さんのプロフィール>

生年月日 1987年6月26日
現年齢 34歳(2021年10月現在)
出身 沖縄県那覇市
職業 スポーツトラベラー/モデル
 

スポーツトラベラーって職業、あまり聞いたことないですよね。
なんかこの時点でもうすごい…(笑)。

彼女は美しい美貌やスタイルを兼ね備えていることもさながら、一人の人間として“芯”があり、発言の一つひとつに相手を思いやる“愛”がある魅力的な女性です。

筆者はこういった恋愛リアリティーショーを見ることが普段はあまり好きではなかったのですが、福田萌子さんという一人の女性の一挙手一投足にどんどん惹かれていき、バチェロレッテは最後まで完走して見てしまいました。

彼女が一人ひとりの男性と真摯に向き合い、良い点も悪い点もハッキリと包み隠さずに伝えてくれるのがこの物語のミソなのです。

公正に人を判断する」ことができる福田萌子さんは、まさしく企業の“人事”そのもの。「自分にふさわしい人材は誰なのか?」を見極めながら、相手とデート(面接)を重ねていくわけです。

 

◆男性参加者17名、“求職者”のごとく

 

私が就活とバチェロレッテが重ねられると思った要因は、この17名の男性の立ち居振る舞いにあります。彼らは“人事”の萌子さんに採用・不採用の決断を委ねた“求職者”とも言えるでしょう。

実業家、画家、美容男子、イベントオーガナイザーなど、個性豊かなメンバーが参加し「自分こそが萌子さんに相応しい!」と彼女に対して様々な方法でアプローチを仕掛けていきます。

 

とある料理研究家は初対面でロールケーキを素手で食べさせ、萌子さんの緊張をほぐします。
とあるスーツテイラーは初対面でオーダーメイドのジャケットを萌子さんに着させ、独自の空気感を作っていきます。
とある歌手は初対面で萌子さんに対する愛を込めた歌を全力で歌い、萌子さんを困惑と喜びの半々の感情にさせます。

 

このように、最初の1stラウンドでは男性陣が多種多様の表現方法で萌子さんに気に入られようと努力していきます。残念ながら、“書類選考”で印象に残らなかった方や萌子さんに合わないと思われてしまった方はすぐに落とされてしまいます。

1次選考、2次選考と進むにつれ審査も厳しくなり、人数も減っていきます。
これぞまさしく“採用面接”そのものです。

 
 

◆選ばれた人/選ばれていない人の特徴

 

【①】自分自身のキャラクターを理解している/理解していない

自分がどんなキャラクターなのか理解していない、もしくは、相手から自分がどんなキャラクターに思われているのかを理解していない人は、ことごとく萌子さんに落とされてしまいました。

 

情熱的なタイプなら、行動や言動も情熱的にアピール。
盛り上げタイプなら、周りをも巻き込んで全てを盛り上げタイプとしてやり切る。
不器用なタイプなら、奥手でも最後までまっすぐにアプローチし続ける。

 

自分の表現の仕方次第で、相手に与える印象が大きくかわります。これは普段のビジネスでも同じです。
今回のバチェロレッテは、全体を通してありのままの自分を出せていたメンバーが、萌子さんからも好感度高く残り続けていた印象です。

よくある”ギャップ萌え”は、キャラがはっきりと立っている人がふとした時に意外な一面を見せるからこそ成り立つのであって、ブレブレな設定の人が普段と違う行動をしたとしても何も効果がありません。むしろ、うさん臭く見られてしまい好感度を落とす可能性のほうが高いと言えます。

就職活動の際は、気飾らずに普段通りの自分を貫き通しましょう。


 

【②】誠実/不誠実

今回、とあるイベントオーガナイザーの男性が萌子さんの好きな点を聞かれた際に「キレイ」「可愛い」「スタイルがいい」の3つを挙げて無事に脱落しました。

自分のことを訊ねたときに外見しか言及されなかったら、「表面的なことしか見ていない」と判断されても仕方がないですよね。

短期的な損得勘定を優先した行動をとってしまった彼は、思考の浅さが露呈し自分よがりな性格が萌子さんに見抜かれてしまいました。

 

逆に、見た目がチャラそうに見えて実は誠実さの塊だったブラジル出身の歌手が今回は最後まで残りました。

バチェロレッテは番組の特性上、段階的に男性をどんどん落としていくことが要されるため、萌子さんも相当なプレッシャーや精神的苦痛を味わいながら不採用通知を出していたことでしょう。

そんなとき、彼はとあるデートの日に、罪悪感で落ち込む萌子さんをしっかりと抱きしめて寄り添い親身に彼女を包み込みました。萌子さんは彼に身を預け、心を許しました。

自分よがりではなく相手本位になった行動をし、萌子さんと対等の目線で向き合うことで視聴者のハートをも釘づけにするわけです。

ビジネスにおいても就職活動においても、相手を最大限思いやりながらwin-winな関係を構築することが重要だと教えてくれました。


 

【③】自分の中の軸がはっきりしている/芯がない

自分の進むべき方向性ややりたいことが明確だったり、とにかく芯の通った人が最後まで残り続けた印象です。萌子さんに対する気持ちがよこしまだったり、自分をアピールすることなく他者を蔑むような発言をするメンバーは落とされていきました。

芯が通っている男性には、一定の自信や余裕があるように見受けました。

他の人に何か言われて意見や考え方変わったり、核心的なことを言われたからと言ってうろたえてしまったりすることは、一人の人間として非常に情けない。


 

就職活動においても、「この企業に何が何でも入りたい」「自分がやりたいことを実現したい」「この人と一緒に働きたい」など、強い意志で臨むことが重要です。

自分の個性を消さずに、それぞれの「※ヒーローズ・ジャーニー」を生きていきましょう。
(※姿、形、世界観などは違えど主人公たちが辿っている道のりは多くの共通点があり、実は一つの成長のプロセスを表しているという考え)


 
 

◆まとめ

 

いかがでしたでしょうか?
今回は趣向を変えて恋愛リアリティーショーと就職活動を重ねた話をしていきました。
多種多様のアプローチの仕方があるからこそ、恋愛も就職活動も面白いのです。

自分が足りていないところを今すぐ直していくのではなく、就職活動のプロセスを経て、自分自身を省みるきっかけになれば御の字。

恋愛のように、一人の魅力的な女性へアプローチすることが人生の分岐になりうる可能性もありますし、一度本気で頑張ってみることをおすすめいたします!

こんな記事も読まれています

野村克也監督の名言から学ぶ昨今の新卒採用市況~元野球部の営業...

採用担当初心者の備忘録〜メール編〜

ソーシャルリクルーティング(SNS)で採用活動を豊かにしよう...

Why Japanese people!? 日本とアメリカの...

記事一覧に戻る

TOP