「週休3日制」の導入メリットについて考えてみた~海外企業と日本企業の考え方の違い~
皆さん、こんにちは。
フォロアス営業部のK・Tです!本ブログ初登場でございます!
いきなりですが、私の前職は「ルートの配送ドライバー」でした!
現在の仕事とは無縁の異業種から転身し、フォロアスでは法人営業を担当しています。
入社してからは採用回りに関する情報が毎日のように飛び交っており、インプット・アウトプットを永遠に繰り返す日々を送っています。
さて、若者のテレビ離れが話題となる中ですが、私は毎朝早起きをしてニュース(スッキリ!)を見るようにしています。
ある日、企業の「週休3日制の試験導入」についてのニュースを見ました。
海外の多くの企業で、週休3日制の働き方が導入されている…という内容です。
「自分の前職では週休2日すら取れなかった時期もあったのに…」という寂しい気持ちになったのと同時に、日本の企業ではなかなか見ない事例だなと興味深く見ていました。
◆海外の週休3日制の試験導入事例について
海外では、ヨーロッパ諸国を中心に、週休3日制の導入に向けた動きが進んでいます。
例えばスペインでは、新型コロナウイルスが影響して在宅勤務が増え、2021年に「週休3日制の試験導入」を決定。
アイルランドでもすでに2回実証実験が行われ、ベルギーでは今年半ばに認められる見通しとなったそうです。
一方で、日本での週休3日制の普及率はどの程度のものなのでしょうか。
◆日本の企業の週休3日制に対する考え
東京都が都内の常用従業者規模30人以上の事業所及び、働く正社員を対象に実施した『令和2年度中小企業労働条件等実態調査 働き方改革に関する実態調査』によると、週休3日制を導入済みの企業はわずか「2.2%」で、「導入を検討したい」という企業に関しても「5.9%」という数字に留まります。対して、「導入する考えはない」と回答した企業が「60.5%」という結果でした。
時差通勤やテレワークに関しては過半数を超える企業が「導入済」と回答していますが、どうやら週休3日制を前向きに考えている企業は少ないようです。
ただ日本でも、リクルート社が2021年4月に全社員を対象とした週休3日制を導入。1日に労働時間を30分だけ増したことで年間の労働実働数に変動はなく、年間休日も145日まで増やすことに成功しました。
また、大手電機メーカーのパナソニックホールディングスも2022年度中の「選択型週休3日制(※)」を試験導入する方針を明らかにしたり、日本最大手のインターネット会社のヤフーでも「給与減額型の週休3日制」を導入する動きがみられます。
(※正規雇用の希望者を対象に週休3日制とする制度のこと)
大手企業を中心に、国内でも週休3日制を導入しながら現有社員の満足度アップや新入社員の定着を狙っている企業が増えてきているのも実態です。
◆なぜ週休3日制を導入するメリットがあるのか考えてみた
社員が退職する理由の中には、「人間関係がよくなかった」「給料が仕事量に見合っていなかった」「福利厚生がしっかりしていない」「休みが取れなかった」「残業が多かった」など、様々な原因があると思われます。
例えば「休みが取れなかった」というところにフォーカスして考えてみると、「週に2日は休めると思って入ったのに日曜しか休みがない…」「月の実働日数が25日を超えている…」などの悩みが生じる可能性が考えられます。
自分自身も新卒で就職活動をしていたときは「完全週休2日制」と「週休2日制」の違いがよく分からずに入社を決めてしまったので、今では大変後悔しております。。
(当社は土日祝休みで完全週休2日制です!)
私と同じように仕事と休日(ON・OFF)はしっかり切り替えたいという気持ちが強い求職者が昨今では増えていると思っていて、だからこそ「週休3日制」など社員に優しい制度があること自体が採用活動におけるメリットになりうると感じています。
◆まとめ
今は、求人広告以外の媒体でも情報収集が行われる時代です。
求人原稿の中、採用ページ…様々な情報源から企業の雰囲気を読み取り、そこから自分の働く姿が想像できて、ようやく応募の形に至ります。
今すぐ「週休3日制の導入」を実行できる企業は少ないかと思いますが、少なくとも求職者にとってメリットになりそうな福利厚生や休日制度はしっかり整えておいて損はありません。
フォロアスでは、福利厚生の見直しのコンサルティングも含め、認知~ブランディング~定着までの入口から出口をしっかり支援させていただいておりますので、少しでも気になったことがあればお気軽にお問い合わせいただけると嬉しいです!