アルムナイ採用の本質とは?(基礎編)
アルムナイ採用とは…
いわゆる『出戻り雇用』『カムバック採用』と言われる、退職した社員を再雇用する採用手法です。
一度離れた社員が、再度入社したいと思うケースは、一般的に少ないと思われがちですが、
実は新卒/中途問わず、「隣の芝生は青くなかった…」と、出戻りたい方が多いのが現状です。
そこで、
「自社では出戻りが少ない」
「一度離職した人はどうなの?」
というご意見をお持ちの方向けに『アルムナイ採用』の本質を紐解いていきたいと思います。
◆ アルムナイ採用の “有用性”
まず「一度離職した人はどうなの?」について紐解いていくと、ズバリ【超即戦力】です。
言い換えるとアルムナイ採用は【超即戦力採用】と言えます。
何故ならば、特定ポジションのヘッドハンティングでもない限り、経験者を採用したとしても、
自社の経験者ではないため、ほとんどのケースで「教育」や「慣らし期間」が必要となります。
もしくは業界や商材が変わった事で、活躍できない経験者の方も、少なくないと思います。
ですがアルムナイ採用であれば “自社の経験者” を採用できるため、間違いなく即戦力となります。
もちろん、アルムナイ採用したい方とそうではない方がいる事は前提条件です。
他社から即戦力を採用する事に時間とお金をかけるのであれば、アルムナイ採用に注力する事が
効果的であり、理想的であると思います。
◆ 何故、出戻りが少ない?
次に「自社では出戻りが少ない」について、紐解いて行こうと思います。
市場動向とは裏腹に、出戻りが少ない理由は2つ予想されます。
理由①:「辞め方」の問題
理由②:「採用」の問題
【理由①:「辞め方」の問題】
「辞め方」に問題があるパターンでは、従業員様の意識を変える必要があります。
『アルムナイ採用』という手法が存在し、『アルムナイ採用』を実現することで、
個人、引いては企業へのメリットが大きいという事を、認識する事で、離職時の接し方を改善でき、
暗黙の了解として、憚られていた個人間でのコミュニケーションを促進する事ができ、
カムバックのハードルを下げる事が可能となります。
円満退社を心掛けることで、離職者による風評被害対策にもなる為、評判が良い企業様ほど「辞め方」に関しては重要視されています。
【理由②:「採用」の問題】
「採用」に問題がある場合は、採用ターゲットを再考する必要があります。
面接段階では見抜き難いですが、そもそも企業/従業員とのミスマッチングである可能性が高いため、
システムを活用した “定量的” なマッチング診断や、従業員ヒアリングによる “採用ペルソナ” を設定し直す必要があります。
如何でしたでしょうか。
今回は(基礎編)では御座いますが、(実践編)記事も御座います為、ご興味お持ち頂けましたらば、別記事も覗いて頂ければと思います。